よくあるご質問
【RC造住宅について】
コンクリート住宅は結露しやすい?
コンクリート住宅に限らず、木造でも、鉄骨でも、高気密住宅と呼ばれる住宅であれば、室内の湿度が高くなると結露しやすくなります。しかし、一般的には「コンクリート住宅は結露する」と思われています。
その理由には、一昔前のコンクリート住宅に、しかるべき断熱と換気が施されていないものが多かったからだと言われています。断熱性を高め、計画的な換気を行い、室内湿度が上がりすぎないよう注意すれば、コンクリート住宅のような高気密住宅でも、結露は起こらなくなります。
三ツ矢のコンクリート住宅は、高気密に加えて高断熱及び24時間換気が標準になっていますので、結露の発生は大幅に解消され、快適な生活を過ごすことが可能です。
コンクリート住宅に限らず、気密性の高い住宅に生活する場合、以下の事に気をつけると結露を防ぐことが出来ます。
●ファンヒーターや石油ストーブ、ポータブルストーブなどの室内で燃焼する開放型暖房機は使用しない。
●室内で洗濯物を干さない。
室内で洗濯物を干すと湿度が高くなり、結露が発生する原因となります。
どうしても室内に干したい場合は、浴室に暖房乾燥設備を設置して浴室に干して頂くか、除湿機を置いた部屋に干す等の処置を行って下さい。
●調理の際には換気扇を作動させる。
炊飯器やガスコンロを使用して調理を行う時には多くの水蒸気が発生します。調理の際には必ず換気扇を作動させて下さい。また、ガスコンロをIHクッキングヒーターにすることで、水蒸気の発生量を減らすことが出来ます。
●24時間換気装置は止めない。
備え付けの24時間換気装置は、人体などから発生する湿気を屋外に排出することで室内に結露が発生することを防いでいます。また、給気口は、外の新鮮な空気を室内に取り入れることで室内の空気循環を行っていますので、絶対に塞がないで下さい。
●入浴時及び入浴後は換気扇を回す。
浴室は大量の水蒸気を発生させますので、換気扇は必ず回して下さい。
●加湿器は使用しないほうが望ましい。
加湿器を使用する際は湿度の管理が重要になります。湿度計を設置し、湿度が50%以下になるよう調節しましょう。
コンクリート住宅の耐久性はどのくらい?
国土交通省が平成8年度版建設白書の中で試算した「各国の住宅の平均寿命」によりますと、イギリス75年、アメリカ44年なのに対して日本は26年となっており、世界の主要先進国の中でも、とても短いものです。
しかし、現在日本での環境問題への関心の高まりや、経済的な問題などにより、出来るだけ永く暮らせる良質な住宅が必要とされています。
これに対して、三ツ矢建設のコンクリート住宅は、住宅性能表示制度劣化等級等級3(最高等級)に対応しており、75〜90年の耐久性を有します。住宅を次の世代に引き継いでも、そのまま住み続けられる耐久性があれば長期間建替の必要性がなく、解体の際の廃材が出ない分、環境にもやさしいと言えるのではないでしょうか。
コンクリート住宅は本当に高い?
コンクリート住宅は価格が高いと思われている方は多いと思います。では実際に、三ツ矢建設で延床45坪程度の住宅を木造とコンクリート造で建てると仮定した場合を比較してみましょう。
木造住宅で建てる場合は坪あたり40万円〜、コンクリート住宅で建てる場合は坪あたり55万円〜。単純に坪あたりの単価を比べると木造住宅のほうが安くなります。しかし、この価格は住宅を建てる際の初めの建築費を見たものであり、住宅の耐久性(建てた住宅何年間もつのか)は含まれておりません。
では、耐久性をふまえたうえで木造住宅とコンクリート住宅を比較するとどうなるのでしょう?木造住宅で建てる場合は坪あたり40万円、さらに現在の住宅の建替サイクルより建物の耐久年数を30年と仮定します。初めにかかる建築費は、45坪×40万円/坪=1,800万円。これを耐久年数の30年で割ると、1年当たり60万円になります。
コンクリート住宅で建てる場合は坪あたり55万円、さらに当社のコンクリート住宅の耐久性より建物の耐久年数を75年(コンクリート住宅の耐久性参照)と仮定します。初めにかかる建築費は、45坪×55万円/坪=2,475万円。これを耐久年数の75年で割ると、1年当たり33万円になります。
このように長期的観点から見れば木造住宅よりもコンクリート住宅のほうがコストパフォーマンスに優れていると言えます。実際には、コンクリート住宅が建っている75年の間にもメンテナンスやリフォームが必要になると思われます。それでも、30年で木造住宅を解体し、新築で立て替える場合に比べれば、安いコストで済むのではないでしょうか。住宅を建てる際の初めの建築費を安くするか、それとも長期的なコストパフォーマンスを考えるのかによって、木造住宅とコンクリート住宅を検討してみるのも面白いのではないでしょうか?
コンクリート住宅は体に悪い?
「コンクリート住宅は冷たい感じがする」と思われている方は多いのではないでしょうか?
実際、コンクリートや鉄に触ると冷たく感じますが、これはコンクリートや鉄そのものの温度が低いからではありません。木でもコンクリートでも、同じ室内にあれば物質の温度は、ほぼ同じです。
それでも、触ったときに冷たく感じる理由は、コンクリートや鉄が木に比べて熱を吸収し易いからです。コンクリートや鉄に触れると、その触れたところから体の熱が吸収されるため冷たく感じているのです。
このことから、長時間コンクリートに触れ続けていることがあれば、体から熱が奪われ冷えてしまい、体に悪いといえるでしょう。
しかし、現在のコンクリート住宅では、床はフローリング、壁や天井は断熱材で覆われており、コンクリート面が出ている部分は外部及び内部のデザイン的な一部分でしかありません。体に悪影響を及ぼすほど長時間コンクリートに触れていることは、まずありえないでしょう。
コンクリート住宅が冷たいというのはあくまでイメージであり、実際は気密性に優れた暖かい住宅なのです。
某大学の実験で、「鉄とコンクリートと木の箱でマウスを飼育したときの生存率の比較」というものがあります。この実験では、鉄やコンクリートの箱に入れて飼育したマウスは木の箱に比べて早死にだったという結果が出ており、鉄骨造住宅やコンクリート住宅は木造住宅に比べて体に悪いのでは・・・、ということになっております。
しかし、この実験を使って住宅の検証を行うのであれば、実際に建てられている住宅と同じように、床はフローリング、壁と天井は断熱材で覆われた箱を使用しなければ、正しい結果は出ないと思われます。
先にも書いたように、コンクリートや鉄は熱を吸収するため、この実験のようにコンクリートと鉄だけで出来た部屋に寝転がって生活をしていれば、確かに健康被害を及ぼすかもしれません。
構造体がコンクリートだとしても、仕上げ材に木材を多く利用すれば「木のぬくもり」が楽しめます。体の健康のためには、構造体が木かコンクリートかではなく、仕上げ材を何にするかが大切だと思われます。
コンクリートの品質管理は?
コンクリート製造設備を持つ工場で製造され、まだ固まらない状態で工事現場に運ばれて
来るコンクリートのことを“生コンクリート”と呼びます。
“生コンクリート”は、その名が示す通り“生もの”で、俗に半製品(製造途中にある製品)などと呼ばれています。その後の取り扱いも重要で、季節や天候に合わせた施工方法を選択しなければならないですし、現場に運ばれてきた時点での受け入れ検査、生コンクリートが硬化して強度が確保されるまでの期間には厳重なチェックが必要になります。
三ツ矢建設のコンクリート住宅は、多くの検査やチェックを経ることによって、最良の状態のコンクリート住宅を皆様にお届けいたします。
コンクリート住宅でもシロアリ被害はあるの?
「シロアリ被害で家が倒壊」と聞かれたことはありますでしょうか?
土台や柱など、家の構造体部分がシロアリ被害にあっていると、地震の際にそれが原因で家が倒壊することもあるのです。実際に阪神・淡路大震災が起きた時、シロアリによる被害で倒壊した建物は多数に及んだと言われています。
シロアリの主な食べ物は木材などの食物繊維です。それに対してコンクリートはセメントと砂利や砂、それに水を混ぜて作られています。シロアリが好きな木材や食物繊維は何も入っていませんので、シロアリがコンクリートを食べることはありません。
つまり、コンクリート住宅は建物の構造体がコンクリートなので、地震が起きた時に家が倒壊してしまうほどのシロアリ被害を受ける心配はありません。
ただし、コンクリート住宅であればシロアリ被害をまったく受けないとは言い切れません。シロアリは好物である木材があれば、手前や近くにあるコンクリートや配管をかじり穴をあけることがあります。コンクリート住宅の室内にあった木製家具に被害を受けたという事例も出ています。
そういった被害が出ないように、三ツ矢建設ではコンクリート住宅でも、家の周りの土壌に防蟻処理(シロアリ対策)を行います。コンクリートで家の構造体をつくり、さらに防蟻処理を行うことで、シロアリを寄せ付けない住宅をつくっています。
コンクリート住宅は汚れが目立つ?
一昔前のコンクリート住宅は、外壁コンクリート打放し部分の表面に撥水材の処理を行うだけで、約1年程度しか効果が持続していませんでした。雨だれや黒ずみが目立つコンクリート住宅が建っているのはそのような理由からです。
三ツ矢建設のコンクリート住宅では、外壁コンクリート打放し部分の表面にアクリルシリコン樹脂の塗膜を施し、約15年〜20年間外壁を雨だれや黒ずみを防ぐ効果があります。ただし、お住まいになる地域の環境(海の近くなど)によっては、塗膜の劣化
の速度も速くなったりしますので、外壁表面の様子を確認して劣化が進んでいた場合は、塗膜材再塗装などのメンテナンスを行うことをお勧めします。
コンクリート住宅はひび割れする?
コンクリートのひび割れ(クラック)には、幅0.3mm以上の構造クラックと、それ以下の
ヘアークラックがあります。
ヘアークラックは、コンクリートが固まるときに水分が蒸発して起こるコンクリートの収縮によって発生します。これはコンクリートの表面に発生しており、内部の鉄筋までは届いていないため、構造上は問題ないといえます。
それでも建物の見た目にはあまり良くないので、三ツ矢建設のコンクリート住宅では、変なところで無数のヘアークラックが入るのを防ぐため、あらかじめコンクリートの収縮を吸収するみぞ(誘発目地)を住宅の外壁に作っています。
一方で、構造クラックは、構造的にも注意が必要なひび割れです。特に幅が1mm程度以上の場合は、ひび割れの内部に雨水が浸透し、コンクリートを中性化させて鉄筋を錆びさせる恐れがあります。万一、構造クラックが生じた場合には、速やかに補修する必要があります。
相談や見積もりってお金がかかりますか?
ご相談から基本プラン作成及びお見積書作成までなら無料です。
相談した後のしつこい勧誘などが心配です。
ご相談を頂いた後も、お客様の了承がない限り、こちらから直接訪問したり電話連絡も一切致しません。
ハウスメーカーと何が違いますか?
工場規格ではないので、時間と手間をかけます。相談から竣工までお客様と私たちとの納得のいくまでのお話し合いです。施工中の急な変更にも、良心を持って対応させて頂きます。
『木の家』は高いのですか?
家づくりほど、値段がばらつく買い物はありません。扉ひとつにしても安価なものから高級なものまである中で、単純に坪単価いくらとの表現は難しいものがあります。
とは言うものの、やっぱり気になる方にお知らせしますと、当社の過去物件平均によると40〜45万円/坪となっています。しかし、出来上がったプランとお見積りがあってはじめて、お客様だけの坪単価が算出されますし、お客様のご要望に合わせた計画でのお見積りまでは、無料ですのでぜひ一度ご相談ください。
(初回相談からお見積り提出までおおよそ1ヶ月以内がめやすです。)
一番のセールスポイントは何ですか?
大手メーカーではない私たちが一番伝えたい事は、熊本で40年育てられて築いた、『人』として建物を全力で造る事です。